健康長寿の秘訣は”水”にあり!健康長寿の秘訣は”水”にあり!
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  1. 健康長寿への道
  2. 老化の正体とは
  3. 水と電子の効果
  4. 「隠れ脱水」が、老化と万病の元『慢性炎症』を起こす

「隠れ脱水」が、老化と万病の元『慢性炎症』を起こす

慢性的な水分不足「隠れ脱水」が、若さと健康を蝕むでは、『隠れ脱水』によって、血液循環のミクロな流れが滞り、細胞活動の衰えや体内に不要物や異物の滞留をもたらし、体調不良や慢性的なだるさや疲労感を招くというお話をしましたが、そのような状態を放置しておくと、

水分不足による疲労感や体力の衰えは、がん、認知症、寝たきりへと向かう始まりのサイン!

なのです。

なぜなら、“いのち動的平衡” - ミクロに生まれ変わり続けるに記した通り、私たちは、1日に身体全体の1%の成分が入れ替わるほどの猛烈なスピードで、細胞がミクロに生まれ変わり生体秩序を再生し続けているから、80年近く生き続けられる訳ですが、

生きるための細胞のミクロな生まれ変わりは、人体の3分の2を占める水の『ミクロな流れ』によって支えられている。

私たちは、「血液循環」と言えば上の図の真ん中にある概念図のような心臓から出た血液が各臓器を巡る動脈と各臓器から心臓へ戻る静脈を思い浮かべます。

しかし、血液循環とは単に血液を臓器に送るだけものではなく、その真の働きは、右上の写真のように細かく枝分かれしながら、全身に隈無く張り巡らされた10万kmにも及ぶ毛細血管の中を、人体を構成する細胞に酸素を届けるために流れる『ミクロな赤血球の流れ』(上図右)と、

右図のように赤血球とともに毛細血管の中を流れる血漿(水)が、動脈側の毛細血管から酸素や栄養素とともに染み出て全身の細胞間や細胞内を流れ、細胞から出た代謝物や老廃物を回収しながら静脈側の毛細血管やリンパ管へと戻る『ミクロな水の流れ』(上図左)なのです。

この2つのミクロな流れの良し悪しは体内の水分量に大きく左右され、血液中の水分が失われると中動脈を流れる円盤状の赤血球同士が左の写真のように重なり合うようにくっつき始め、赤血球の塊となります。

すると、動脈側の毛細血管の内径は先に行くほど、右図の木の枝のように細くなっていて最も細いところでは、5μmと赤血球1個分(直径7μm)よりも細くなるために、赤血球の塊が毛細血管内で詰まり始めます。

そして、血液はより抵抗が少なく流れ易い経路へと流れるようになり、体内のあちこちに充分な酸素や栄養素、そして水の流れが届けられない細胞ができるのです。

また、この毛細血管の詰まりによって血管抵抗が高まり、心臓からの圧力は途中の大動脈や中動脈にかかるために高血圧の原因にもなります。


このように、「隠れ脱水」によって体内が水分不足になると毛細血管の『赤血球の流れ』が滞るだけでなく、細胞間や細胞内の『ミクロな水の流れ』が滞り始め、細胞の再生・修復が滞り出すのです。

その結果、細胞の崩壊スピードが再生・修復スピードを上回り不良細胞や老化細胞が蓄積し始めます。すると、免疫細胞が活性酸素を出してそれらを分解・排除しようとして炎症が起こります

ところが、ミクロな水の流れが悪いと、炎症によって壊れた細胞の残骸や老廃物が滞留し始め、それらがさらなる炎症を引き起こす原因物質となり、免疫細胞が出す過剰な活性酸素によって正常な細胞までもが連鎖的に壊され、炎症が慢性化して『慢性炎症』となり、どんどん身体を蝕んで行きます。

最終的には、細胞の生まれ変わりによる秩序の再生・修復がまったく追いつかなくなって動的平衡が崩れ、生体秩序がどんどん壊され加速度的に秩序崩壊が蓄積し老化が早まる負のスパイラルに陥るのです。


『慢性炎症』が、体内を酸化し老化を加速する


体内の異物や細菌、老化細胞などを排除しようとする免疫細胞の活動によって現われる症状のことを「炎症」と言い、
上のビデオでも説明している通り、私たちの身体を守るための仕組みである免疫が起こす『慢性炎症』が、老化や万病の原因と言われています。

私たちの身体を外敵から守る「免疫」には、活性酸素を発して異物や細菌、不要物などを分解・排除する攻撃型免疫(キラーT細胞)があり、その攻撃型免疫の働きを活性化するヘルパーT細胞と、攻撃型免疫の働きを抑制する制御性T細胞(Tレグ)の働きによって、炎症反応を促進するか抑制するかの免疫バランスがコントロールされています。

炎症反応は、その起こり方によって「急性炎症」「慢性炎症」に分けられます。「急性炎症」は、外部から体内に入ってきた病原菌や異物などを排除するために、免疫細胞が集まり活性酸素を出して攻撃して分解したり、

打ち身や打撲、筋肉疲労などで壊れた細胞を、活性酸素によって分解・排除して新しい細胞で修復しようとする際に、周辺の正常細胞までもが酸化損傷され、赤く腫れ上がり痛みを感じたり熱を発することを言い、通常は単に「炎症」と言いとこちらを意味します。炎症原因が取り除かれると比較的短期間で治まります。



これに対し「慢性炎症」とは、体内に滞留する異物や不要物、壊れた細胞を排除するために、炎症反応が長期間に渡ってくすぶるように低レベルで続く状態を指します。

メタボリック・シンドロームの診断基準になっている内臓脂肪は、過大に脂肪が蓄積して肥大化した脂肪細胞から、炎症を促す炎症性サイトカインが大量に分泌され、免疫細胞を刺激して慢性炎症を引き起こす原因となります。

急性炎症のような赤みや腫れなどの激しい症状は現れませんが、長期にわたって体内で静かに炎症反応が続いていて、確かな自覚症状がないままに、免疫細胞が出す活性酸素によって正常細胞までもが酸化損傷され、さらに炎症が拡がり組織が壊されていく負の連鎖が起こることから、研究が進んだアメリカでは「サイレント・キラー」と呼ばれています。

『慢性炎症』が引き起こす様々な病気
慢性炎症が、老化を早める負の連鎖を起こす

水分不足が『慢性炎症』を引き起こす要因・理由

水分不足は、人体の働きを司るミクロな水の流れを滞らせ、細胞レベルから全身レベルまで様々な影響を及ぼし、慢性炎症を引き起こす大きな原因となります。

  1. 細胞レベルでの影響
    細胞内の水分減少: 細胞内の水分が減少すると細胞の代謝機能が滞ります。これにより、細胞内に老廃物が蓄積しやすくなり、これが酸化ストレスを引き起こす原因となります。
    ミトコンドリアの機能低下: 水分不足は、細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの機能を低下させ、活性酸素を生成します。
    活性酸素は、細胞を酸化損傷します。
  2. 血液循環への影響
    血液の粘度上昇: 水分不足により血液がドロドロになり、血流が悪化します。これにより、酸素や栄養素が細胞に十分に届けられなくなり、細胞がダメージを受けやすくなります。
    老廃物排出の阻害: 血液中の老廃物がスムーズに排出されなくなり、体内に蓄積されます。老廃物は炎症反応を引き起こす原因物質となります。
  3. 免疫システムへの影響
    免疫バランスを崩す: 水分不足は免疫細胞の正常な働きを低下させるだけでなく、免疫制御の流れが滞ると免疫バランスが崩れ炎症の慢性化を助長します。 さらに、炎症物質が過剰に滞留すると攻撃型免疫が過度に活性化され激しい炎症反応を起こして組織ごと破壊する「サイトカインストーム」が起こることもあります。
  4. その他
    酸化ストレスの増加: 水分不足は、体内の酸化ストレスを増大させ、細胞の老化を促進します。酸化ストレスは、慢性炎症の主要な原因の一つです。
    腸内環境の悪化: 水分不足は腸内環境を悪化させ、腸内細菌のバランスを崩します。腸内細菌のバランスが崩れると、炎症性物質の産生が増加し慢性炎症につながります。

このように、水分不足の体内では、老化細胞や免疫細胞から発せられる活性酸素によって正常な細胞までもが酸化損傷され、炎症反応が悪化する負のスパイラルが起こり、細胞がどんどんと壊され老化が早まるだけでなく、上に掲げたような様々な大病を患うことに繋がっていくのです。

水分不足による再生力の衰え
身体の再生力が維持されていれば、壊れた細胞は新たな細胞へと生まれ変わりますが、水分不足の身体では再生力自体が衰えているために細胞修復が追いつかず、細胞の崩壊が再生を上回りどんどん壊れた細胞が蓄積して、さらにそれが慢性炎症の原因となり、加速度的に老化が早まり出す訳です。

結局、老化を抑制する で説明したように老化や病気の原因は細胞レベルにあり若々しさや健康を守るために最優先すべきことは、1、細胞を劣化させない!2、細胞の生まれ変わりを滞らせない!

この2つを実現するためには、「何が、細胞の生まれ変わりを滞らせるのか?」を考えると、水分不足によって起こるミクロな流れ(微小循環)の滞りであり、細胞を劣化させる原因とは、過剰なフリーラジカルや活性酸素によって起こる酸化ストレスや、免疫細胞が起こす慢性炎症が原因となる過剰な細胞の酸化損傷なのです。

それ故、若々しさや健康を守るために最優先すべきことは、
こまめな水分補給と酸化予防対策であり、
酸化予防対策には、ある特性の水で水分補給することが最も効果的な酸化予防法なのです。

酸化・慢性炎症から身を守る“水と電子の健康効果”に続く

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当倶楽部管理人の片桐裕司(カタギリヒロシ)が、お答えいたします。

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