不老長寿の秘訣は”水”にあり!不老長寿の秘訣は”水”にあり!
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「隠れ脱水」が、老化と万病の元『慢性炎症』を起こす

最近では、健康への意識が高まり、バランスの取れた食事や適度な運動など、様々な健康法が注目されています。しかし、実は、私たちの健康を左右する重要な要素として見過ごされがちなものがあります。

それは、「水分」です。

加齢に伴う衰えは、慢性的な“隠れ脱水”が原因?では、『隠れ脱水』によって、ミクロ血液循環が滞り、細胞活動の衰えや体内に不要物や異物の滞留をもたらし、体調不良や慢性的なだるさや疲労感を招くというお話をしましたが、そのような状態を放置しておくと、

水分不足による疲労感や体力の衰えは、がん、認知症、寝たきりへと向かう始まりのサイン!

なのです。


なぜなら、“健康長寿の極意” - ミクロに生まれ変わり続けるに記した通り、私たちは、1日に身体全体の1%の成分が入れ替わるほどの猛烈なスピードで、細胞がミクロに生まれ変わり生体秩序を再生し続けているから、80年近く生き続けられる訳ですが、

生きるための細胞のミクロな生まれ変わりは、人体の3分の2を占める水の『ミクロな流れ』によって支えられている。

私たちは、「血液循環」と言えば上の図の真ん中にある概念図のような心臓から出た血液が各臓器を巡る動脈と各臓器から心臓へ戻る静脈を思い浮かべます。

しかし、血液循環の真の働きは、全身に張り巡らされた10万kmにも及ぶ毛細血管内を血漿(水)とともに流れる『赤血球の流れ』(上図右)と、
動脈側の毛細血管から染み出た水分が全身の細胞間や細胞内を流れ、静脈側の毛細血管やリンパ管へと戻る『ミクロな水の流れ』(上図左)によって成り立っているのです。

それ故、水分不足になると毛細血管の『赤血球の流れ』だけでなく細胞間の『ミクロな水の流れ』が滞り始め、細胞の生まれ変わりが滞り生体秩序が崩れ出すことになります。

その結果、細胞の崩壊スピードが再生スピードを上回り不良細胞や老化細胞が蓄積し始めると、免疫細胞がそれらを分解・排除しようとして出す活性酸素によって正常細胞までもが酸化損傷され、連鎖的に炎症反応が続く『慢性炎症』が起こり、過剰な活性酸素によってますます生体秩序が壊され始め、加速度的に秩序崩壊が蓄積し老化が早まる負のスパイラルに陥るのです。


『慢性炎症』が、体内を酸化し老化を加速する


ここからは『慢性炎症』とは何かをご説明します。
私たちの身体を外敵から守る「免疫」は、活性酸素を発して異物や細菌などを分解・排除する攻撃型免疫(キラーT細胞)を活性化するヘルパーT細胞と、攻撃型免疫の働きを抑制する制御性T細胞(Tレグ)の働きによって、炎症反応を促進するか抑制するかの免疫バランスがコントロールされています。

免疫細胞が活動して体内の異物や細菌を排除しようとして現われる症状のことを「炎症」と言い、炎症反応の起こり方によって「急性炎症」「慢性炎症」に分けられます。

「急性炎症」は、外部から体内に入ってきた病原菌や異物などを排除するために、免疫細胞が集まり活性酸素を出して攻撃して分解したり、
打ち身や打撲、筋肉疲労などで壊れた細胞を、活性酸素によって分解・排除して新しい細胞で修復しようとする際に、周辺の正常細胞までもが酸化損傷され、赤く腫れ上がり痛みを感じたり熱を発することを言い、通常は単に「炎症」と言いとこちらを意味します。炎症原因が取り除かれると比較的短期間で治まります。


これに対し「慢性炎症」とは、体内に滞留する異物や不要物、壊れた細胞を排除するために、炎症反応が長期間にわたってくすぶるように低レベルで続く状態を指します。

急性炎症のような赤みや腫れなどの激しい症状は現れませんが、長期にわたって体内で静かに炎症反応が続いていて、確かな自覚症状がないままに、免疫細胞が出す活性酸素によって正常細胞までもが酸化損傷され、さらに炎症が拡がり組織が壊されていく負の連鎖が起こることから、研究が進んだアメリカでは「サイレント・キラー」と呼ばれています。

メタボリック・シンドロームの診断基準になっている内臓脂肪は、過大に蓄積すると、肥大化した脂肪細胞から炎症性サイトカインが大量に分泌され、免疫細胞を刺激して慢性炎症を起こす原因となります。

『慢性炎症』が引き起こす様々な病気

水分不足が『慢性炎症』を引き起こす要因・理由

水分不足は、人体の働きを司るミクロな水の流れを滞らせ、細胞レベルから全身レベルまで様々な影響を及ぼし、慢性炎症を引き起こす大きな原因となります。

  1. 細胞レベルでの影響
    細胞内の水分減少: 細胞内の水分が減少すると細胞の代謝機能が滞ります。これにより、細胞内に老廃物が蓄積しやすくなり、これが炎症を引き起こす原因となります。
    ミトコンドリアの機能低下: 水分不足は、細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの機能を低下させ、活性酸素の発生を増やします。活性酸素は、細胞を酸化させ炎症を促進します。
  2. 血液循環への影響
    血液の粘度上昇: 水分不足により血液がドロドロになり、血流が悪化します。これにより、酸素や栄養素が細胞に十分に届けられなくなり、細胞がダメージを受けやすくなります。
    老廃物排出の阻害: 血液中の老廃物がスムーズに排出されなくなり、体内に蓄積されます。老廃物は炎症反応を引き起こす原因物質となります。
  3. 免疫システムへの影響
    免疫バランスを崩す: 水分不足は免疫細胞の正常な働きを低下させるだけでなく、免疫制御の流れが滞ると免疫バランスが崩れ炎症の慢性化を助長します。 さらに、炎症物質が過剰に滞留すると攻撃型免疫が過度に活性化され激しい炎症反応を起こして組織ごと破壊する「サイトカインストーム」が起こることもあります。
  4. その他
    酸化ストレスの増加: 水分不足は、体内の酸化ストレスを増大させ、細胞の老化を促進します。酸化ストレスは、慢性炎症の主要な原因の一つです。
    腸内環境の悪化: 水分不足は腸内環境を悪化させ、腸内細菌のバランスを崩します。腸内細菌のバランスが崩れると、炎症性物質の産生が増加し慢性炎症につながります。

このように、水分不足の体内では、老化細胞や免疫細胞から発せられる活性酸素によって正常な細胞までもが酸化損傷され、炎症反応が悪化する負のスパイラルが起こり、細胞がどんどんと壊され老化が早まるだけでなく、上に掲げたような様々な大病を患うことに繋がっていくのです。

水分不足による再生力の衰え
身体の再生力が維持されていれば、壊れた細胞は新たな細胞へと生まれ変わりますが、水分不足の身体では再生力自体が衰えているために細胞修復が追いつかず、細胞の崩壊が再生を上回りどんどん壊れた細胞が蓄積して、さらにそれが慢性炎症の原因となり、加速度的に老化が早まり出す訳です。

抗酸化酵素活性力の衰え(抗酸化力の低下)による秩序崩壊の促進
さらに、人体には元々活性酸素による酸化損傷から細胞を守るための抗酸化酵素が生成されていますが、加齢とともにその活性が衰えると、体内の酸化損傷が進行して慢性炎症による秩序崩壊を早め老化のスピードが早まり始めるのです。

結果的に、加齢にともなう体内の水分不足によって慢性炎症が起こると、
慢性炎症によって生じる過剰な活性酸素による酸化を免れるための抗酸化酵素も減少するために、身体を酸化する負の連鎖が続く酸化体質になっていくのです。

酸化体質は、身体の生理機能を崩す負の連鎖を起こす!

人体は、免疫系、自律神経、内分泌ホルモンの三者が互いに連携しあいながら、恒常性の維持(ホメオスターシス)、外敵の攻撃からの防御、自己再生機能など生理機能を働かせることによって細胞が活発に活動できる体内環境を維持し、全体として健康に生きていくことができるのです。

酸化ストレスが多大な酸化体質になっていくと、これらの生理機能に不具合が生じて体調不良や慢性疾患を生じるようになります。

自律神経とは?
自律神経は、私たちの意思とは無関係に内臓や血管などの働きをコントロールしている神経系です。大きく分けて、交感神経副交感神経の2種類があり、互いにバランスを取りながら働いています。

交感神経は、活動時や緊急時の身体を活発にする働きがあり、
副交感神経は、リラックス時や睡眠時の身体を休ませる働きがあります。

酸化ストレスが自律神経に及ぼす影響

  • 神経細胞の損傷: 活性酸素は、神経細胞の細胞膜やDNAを傷つけ、神経細胞の機能を低下させたり、死滅させたりすることがあります。特に、自律神経の中枢である脳幹脊髄の神経細胞は、酸化ストレスの影響を受けやすいと言われています。
  • 神経伝達物質のバランスの乱れ: 神経細胞間の情報伝達には、神経伝達物質と呼ばれる物質が重要な役割を果たしています。酸化ストレスは、神経伝達物質の合成や分解を阻害し、神経伝達物質のバランスを乱す可能性があります。
  • 神経系の炎症: 酸化ストレスは、神経系に炎症を引き起こす可能性があります。炎症は、神経細胞の機能をさらに低下させ、神経回路の接続を阻害する可能性があります。

また、精神的ストレスによって交感神経が緊張状態となり自律神経のバランスが崩れると、血管が収縮して血液循環が滞り活性酸素を発生させて、さらなる酸化ストレスを誘発することが分かっています。

自律神経のバランスが崩れると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 不眠: 副交感神経の働きが低下し、リラックスできずに不眠になる。
  • 疲労感: 交感神経が過剰に活動し、慢性的な疲労感に悩まされる。
  • 心悸亢進: 心臓がドキドキして落ち着かない状態が続く。
  • 血圧変動: 血圧が不安定になり、高血圧や低血圧になる。
  • 消化器不全: 胃腸の働きが低下し便秘や下痢、食欲不振の症状が現れる。

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